『Google 2001』

 既にご存知の方も多いだろうが、サーチエンジン『Google!』が祝・誕生10周年企画として『Google 2001』なる今月下旬迄の期間限定サイトを開設している。

 内容はタイトル通り、2001年時点のGoogle検索が出来るというもの。ただし「いくつかの技術上の理由」〔※1〕があって、表示される検索結果は10年前の1998年ではなく2001年1月時点のもの。また(おそらく政治的な理由もあって)サイトのブロックには現在の基準が適用されているなど、必ずしも過去に忠実なものではない。さらに残念なのが『Google!』に今の地位をもたらした革命的技術「キャッシュ(cached copy)」が無く、代わりに『Internet Archive』のアーカイヴが使用されていること。ゆえに『Google 2001』でヒットしても『Internet Archive』の記録がなければ、2001年当時のページは閲覧出来ない。また『Internet Archive』を使ったことがある方はご存知の通り、ページの再現性もキャッシュより劣る上、「記録日」後に更新されたページが表示されるなど日付もアバウトで正確性に欠く。
 だが「 "Michael Phelps"で検索すると水泳選手でなく(同姓同名の)科学者がヒット!"ipod" で出てくるのは音楽プレーヤーではなく、"youtube"に至ってはヒット0件!」〔※1〕と子供のように得意がるGoogle自身による辞を読むまでもなく、これはなかなか面白い。いや今までほとんど知る術の無かった当時のネット世界を俯瞰する道具として、多くの人が密かに望んでいたものであろう。

 で、早速お試し。奇しくも『Google!』と同じくこの夏にウェブサイト開設10周年を迎えた我らが「identity market」で検索をかけてみる。すると何と「identity」「market」2単語の近接度順に表示されない!今では当たり前の技術も当時はまだ無かったのだ!そうえば昔は単語を括る前後の「"」が必須であった。気を取り直し「"identity market"」であらためて検索。で、ようやく検索完了。ただしココは「google.com」であって「co.jp」の日本版ではナイ。上位は当然英語サイト。我らが「identity market」は972件中17位に甘んじている。〔※2〕

 ちなみに今の英語版『Google!』でも検索してみると・・・・・・すると「"」括り無しでも317,000件中で第2位!「"」括り付きなら18,800件中第1位!!やった!遂にとったぜ世界一!万歳!万歳!万歳!
・・・・・取り乱してスミマセン。長年世界の同名ライバルたち(?)に負けていたので、素直に嬉しいのデス。・・・でも冷静に考えれば、日本からアクセスしているから上位表示されているだけかも。(ネット関係には無知ゆえ、実は英語版『Google!』の検索結果にアクセスエリアが反映されるか否か知りません・・・)

 もひとつお試し。「ブログ」で検索。語源の「ウェブログ」は94件あれど、予想通り「ブログ」はヒットせず。ブログラム(プログラムの誤打)が大量ヒットし思わずニヤリ。「ブログ」の名称だけでなく日記スタイルのウェブサイト自体が黎明期だったようで、ネット世界の変容ぶりに驚かされる。その一方で今や機能不全状態のBBS(掲示板)は全盛期。当時の熱気があちこちに残されていて、あの頃は良かった病にかかりそう。しみじみ。〔※3〕

 とにかく記録の正確性に欠くことさえ踏まえれば、社会問題の把握から文化論的考察にまで使えそうな『Google 2001』。思いつくままのキーワードで検索をかけるだけでも驚きの連続。唸らされること必須。期間限定なんて勿体ない。みんなでアクセスして「今月下旬迄」を吹っ飛ばしてしまいましょう!

 ちなみに私のイチ押し検索ワードは「アルカイダ」是非!〔※4〕


〔※1〕『Google 2001』のFAQより。ただし私のてけとー訳につき誤訳があるかも。ゆえに引用はご勘弁!

〔※2〕なお、当時もサイト名は今と同じ『identity market on WEB』だが、アドレスは2代目の「im.mmm.gr.jp」。また監修はしているものの、ウェブサイトの製作には私は関与していないなど、現在とは異なる点も多い。ちなみに現在のアドレス「identitymarket.net」は4代目である。

〔※3〕ウチのBBSも他所に負けズ劣らズ熱くてハッピー!残されている記録は2001年ではなく翌2002年1月のものだが、興味のある方は『Google 2001』の「"identity market"」検索結果からお進みあれ。

〔※4〕驚きの検索結果(件数だけでなく意図的な欠落を感じさせる日付にも注目!)のあとは、アフターケアとして「ビンラディン」でも検索することをオススメしておきます。


▽『Google 2001』からアクセス出来る『identity market on WEB』のアーカイヴ画面。残念ながら表示画面は不完全。下位ディレクトリも半分は記録なし。でもサイトの元データはほとんど持っていないので、私にとっても貴重な記録です。

IMonWEB_01年9月[archive.org]

AutoCopy を Firefox3 に対応させる方法

たまには(表面的な意味で)世の役に立つ記事を書きましょう。
ただしFirefoxユーザ以外にはほとんど無益の記事ですが・・・

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 豊富なアドオン(拡張)によって素人でも簡単にカスタマイズできるオープンソースのブラウザFirefox。弱点であった表示の遅さを改善したとされる最新版「Firefox3」の正式版が遂にリリースされた。

 早速私もバージョンアップ。インストールしているアドオンがバージョンアップに対応出来るか心配だったが、All-in-One Sidebar、ScrapBook、FlashGot、JavaScriptAction、他、どれも問題なく対応しているようだ。

・・・・・・と思ったら、私にとっては最重要アドオンのひとつ、マウスで選択するだけでテキストをクリップボードにコピーしてくれるAutoCopyが対応していない。いや、正確に書けば対応しているはずのバージョン0.8が動かない。ネットで調べてみるとかなり幅広い環境で同じ問題がおきている模様。どうやら欠陥があるようだ。
 まあ、AutoCopyは人気があるにもかかわらず元の作者が開発を放棄してしまった(と思われる)アドオン。最新版のバージョン0.8はFirefoxのオフィシャルページに掲載されてはいるものの、今までと作者が違うので欠陥も致し方ないところか。

 仕方がないので旧バージョン0.64に戻すことにした。そのままでは「Firefox3には対応してません」とハネられてしまうので、裏技を使って強引にインストール。安直な技なのでダメもとだったのだが、問題なく動き一件落着。以降、確かに速くなったFirefox3を快適に使用している次第である。

 で、これは最近気付いたことなのだが、この下位バージョン向けのアドオンを最新バージョンのFirefoxにインストールする裏技が意外に知られていない。パソコンに疎い私が知っているのだから、いくらでも知っている人がいそうなものだが、どうやらそうでもないらしい。

 ただでさえパソコンは素人の私。何かが起きても責任は全く持てないが、以下の手順でインストールすれば旧バージョンのAutoCopyをFirefox3で使うことが出来るので、使えないと困っている方はお試しあれ。
(修正後のxpiファイルをアップすれば親切なのだが・・・多分違法なのでそれは勘弁!)


AutoCopy を Firefox3 に対応させる方法(他のアドオンにも応用可能)

1.旧バージョンのAutoCopyを入手
最新バージョンの0.8は欠陥があるので、Firefoxオフィシャルサイト内ページhttps://addons.mozilla.org/ja/firefox/addons/versions/383 にアクセスし、 旧バージョンのAutoCopy0.6.4(ファイル名「auto_copy-0.6.4-fx+mz+tb.xpi」)を右クリックで保存します。

2.xpiファイルを編集
(1)保存したxpiファイルの中身をzipファイル解凍ソフトで解凍せずに閲覧します。

(2)中に含まれている「install.rdf」ファイルを編集モードで開きます。

(3)<!-- Firefox -->の項目の<em:maxVersion>を「2.0.0.*」から「3.0.*」に書き換えます。これだけでFirefox3にインストール可能になります。
同様に<!-- Mozilla Thunderbird -->の項目の<em:maxVersion>を「1.6a1」から「2.0.*」に書き換えればThunderbird2にもインストール可能になります。

(4)<Description about="urn:mozilla:install-manifest">の項目の<em:version>を「0.6.4」から「0.8.0」に書き換えます。この変更により欠陥のあるバージョン0.8への更新を促す表示が出るのを防ぐことが出来ます。

(5)書き換えた「install.rdf」ファイルを上書き保存します。

3.編集したxpiファイルをインストール
あとは通常通りxpiファイルをFirefoxの画面にドラッグするだけです。


 以上、こう書くと難しいように見えるが、要するにインストール制限ファイルを書き換えるだけのこと。プログラムは全くいじらないので、やってみれば至極簡単。誰でも出来るはずである。

 なおOSX10.4以上対応となっているため、Mac版Firefox3でこの裏技が使えるかどうかは試していない。OSX10.2&Firefox2では問題なく使えたので、たぶん大丈夫だと思うのだが・・・・・・。

Websites as Graphs

今週は確定申告につき仕事以外で数字を見るのはウンザリ。
ゆえに数字も頭も使わない話題でお茶を濁す。

・・・・・・とゆーわけで、
『Websites as Graphs』 [http://www.aharef.info/static/htmlgraph/] (要:JAVAアプレット)

 ウェブサイトの構造をツリー状に図式化して表示するというだけのサイトなのだが、これが結構面白い。使い方も至極簡単。ボックスに任意のウェブサイトのアドレスを入れ「Show me the graph」ボタンをクリックするだけ。するとモクモクモクと色とりどりの円と線で構成された図形が出てきて、植物が育っていくように成長していき、最終的にサイトの構造を表したツリーとなる。

 ちなみに当ブログだとこんなツリーに・・・・・・
(実は半年前のものなので、今では違った図形になるはずデス)

Websites as Graphs スクリーン

 紫=イメージ、赤=テーブル、青=Aタグリンクなど円の色はリンクの種類を示している。だがそんな小難しいコトなど考えるべからズ。全自動で生成されていく不思議な図形に驚き楽しむのが吉。
 むろんそんなコトはみなさん御承知。ツリー表示画面でも紹介されている画像コミュニティサイト『flickr』の「websitesasgraphs」コミュニティ [http://flickr.com/photos/tags/websitesasgraphs/] には、手塩にかけた盆栽を自慢するが如くのツリー自慢が数千枚。見事な枝を張ったものから驚異の変態、おバカさん系まで、見ているだけで楽しいデス。

 2年ぐらい前からあったと記憶するこの『Websites as Graphs』。製作者はSalaさんという方。正体はよく分からないが、アート系のコラボに熱心な様子からみても営利系の活動ではないと思われる。ゆえに多分害はない。まあ、やってみるべし!(要:自己責任)

McAfee SiteAdvisor

「McAfee SiteAdvisorプラグイン」というウェブサイト検査ソフトを導入してみた。
アンチウイルスソフトで有名なマカフィーが配布しているこのフリーソフト。ブラウザ(Internet ExplorerまたはFire Fox)のツールバーに常駐し、表示サイトの危険度を3段階(緑=安全、黄=注意、赤=危険)で判定。またワンクリックで表示される詳細分析ページでは、危険なダウンロードファイルや入力フォーム、リンク先についての分析結果も表示する。さらにGoogle、Yahoo!、msnの検索結果にも3段階の判定結果が示され、サイトに飛ぶ前に危険性をチェックすることもできるというスグレモノだ。

実はこの「McAfee SiteAdvisorプラグイン」。日本語版が出たのは今月に入ってからというバリバリの新物。仕事道具ゆえ安全第一。パソコンに関しては普段は慎重な私なのだが、今月から始めたこのブログでトラックバック先をチェックするツールの必要性を感じていたので、今回は珍しくエイヤ!とソッコー導入した次第。

で、とりあえず使ってみたのだが、やはりまだ問題点がいくつもある。
あくまでウチの環境で起こったことだが、参考までに列挙しておこう。
なおブラウザはIE6.0。OSはWIN2000Pro(SP4)。MACもあるがオフラインなので試していない。

1)ツールバーが乱れる
IEツールバーの表示/非表示の切り替えが選択通りにならなくなった。また入力欄が消える等「msnツールバー」の表示が大きく乱れ、使いものにならなくなった。「googleツールバー」は特に影響なし。「Yahoo!ツールバー」は使っていないので不明。

2)日本語対応が完全ではない
オフィシャルサイトのFAQぐらいなら大目に見れるが、サイトの危険性を警告する文ですら(稀ではあるが)英語のままで表示されることがあるのは大いに問題。

3)「Yahoo! JAPAN」との連携が悪い
「yahoo! JAPAN」で評価マークの表示に時間がかかったり、表示されなかったりすることがある。本家yahoo!では問題無いようなので、yahoo! JAPANの独自性がアダとなっているのかもしれない。

4)日本のサイトはほとんどが「安全」または「まだ検査されていません」
海外サイトではよく出る「注意」「危険」が日本のサイトではほとんど出ない。日本には悪質なサイトが少ないと考えることも出来るが、上記の問題点を鑑みるに、チェックが不完全と考えた方がよさそうだ。また独自ドメインのサイトは大企業の子会社レベルでも「検査されていません」だったりする。ウチのサイトも独自ドメインのページはやはり未検査だった。

5)「Blogger」に弱い?
海外で一番人気の定番ブログサービス「Blogger」の大半のブログが未検査。Googleで"blogspot.com"を検索してみたことろ、国内外を問わず8割方のブログが未検査と表示された。「世界中のWebトラフィックの95%以上のサイトがすでに検査済み」と豪語する割にはお粗末だ。

・・・と、まあこんなところだ。
念のため断っておくが、上記はあくまでとりあえず使ってみた感想であり、綿密な実証に基づく意見ではない。また私はインターネットについては人並みの知識しか持っていない。ブラウザ等の設定が完全でない可能性もあるということをご了承頂きたい。

以上、日本語への対応をはじめ問題の多い「McAfee SiteAdvisorプラグイン」ではあるが、それでも私はこのソフトは大いに使えると考える。なんといっても検索の段階でサイトの危険性が(しかも具体的に)分かるというのが素晴らしい。このソフトの「安全」を信じるのはまだまだ時期尚早。だが「注意」「危険」は信じて損は無いだろう。操作方法に若干癖があると思うが、これも慣れれば案外使い易い。
「将来的には、さらに機能を追加した有料バージョンをリリースする予定」だそうだが、天下のマカフィー、このフリー版の問題点を放置したまま有料版を出すようなアコギな真似はしない・・・と信じる。
ともかく今後の改良を期待する。



なお「検査リクエストを送信」でウチのサイトの検査をリクエストしておいた。
果たして何日で検査が来るか?
追って報告しよう。

【参考資料(引用も)】
『McAfee SiteAdvisor』[©2006, McAfee,Inc. 2006年8月29日掲載分]

[8/30追記]
Firefox版の「SiteAdvisor」も試してみた。こちらは「拡張機能」でカスタマイズ済のツールバーであっても全く乱れない。まあ、5年前のIE6.0と最新のFirefox1.5では勝負にならんかな。
なお「Yahoo! JAPAN」との連携の悪さはFirefox版においても変わらなかった。

[9/7追記]
マカフィー社への偽装リンクを貼っているサイトからトラックバックを受けた。(もちろん削除済)
今後も同様のトラックバックがつきそうなので、正規サイトのアドレスを記しておく。
http://www.mcafee.com/japan/

なお上記の「SiteAdvisor」サイト(http://www.siteadvisor.com/)は別ドメインになっているが、こちらもマカフィー社の正規サイトなのでご安心くだされ。

[2008/3/2追記]
「果たして何日で検査が来るか?追って報告しよう。」と書きつつすっかり忘れているうちに、いつの間にか検査されていました。ここ数ヶ月のことだと思うのですが・・・・・・いずれにせよ依頼から1年以上。「検査リクエスト」は無意味ということでしょうな。
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