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どっちにしてもゴリンジュウ

昨年から世間を騒がせていたオリンピックの国内候補地争いがようやく決着。大方の予想通り福岡は敗れ、首都東京が選ばれた。横浜出身熊本在住の私にすれば福岡も東京もお隣サン。どっちに転んでも良しと高見の見物を決め込んでいたのだが、いざ東京、冷静に考えると2016年の五輪開催地に選ばれる可能性はゼロに等しい。

開催されれば1964年以来2度目となる東京五輪。2012年のロンドンも戦後2度目だから問題ないとの意見が多いが、64年ぶりの開催となるロンドンに対し、東京は52年ぶりと12年も短い。しかも前回のロンドンは2次大戦の影響が色濃く残る1948年の開催。日本やドイツが(ボイコットではなく)参加を禁止されるなど五輪の主旨にそぐわぬものだったことを考えれば、ロンドンにとって今回は初のマトモな五輪〔※1〕と言える。既に本格的な五輪を経験している東京が越えねばならぬハードルは、ロンドンより遥かに高いと考えるべきであろう。

いや、2度目云々以前に、北京からたった8年後に再びアジアでという時点で既に無理がある。順番からいえば今度は北米。前回ロンドンに敗れたニューヨークでほぼキマリだろう。「同時多発テロからの復興」というモチベーション。“超大国”の威光。そして実は初開催。たとえどこが出ようとも、優位は少しも揺らぐまい。

もちろんそれは承知の上。本気で狙うはその次だヨということか?
だが次の2020年は南半球。未開催の南米にそろそろ初の五輪をという声が強くなってきそうだ。80〜90年代の暗黒時代を克服し、近年成長著しい南米各国。エタノールなどの環境技術に長けたブラジルのリオかサンパウロがエコ五輪を打ち出してくれば、強力な候補となるであろう。
そして2024年はヨーロッパ。落選続きのパリが遂に報われ、100年ぶりの五輪開催。ロンドン同様、初の本格的な五輪の開催となる。
2028年。遂にアジアの順が来る。だがインドが初開催を狙ってくれば、"中国の次はインド"の政治力学も働き、有利に事を運ぶであろう。
2032年はシカゴかそれともフィラデルフィアか?まあ、アメリカのどこかの都市でまずキマリ。
2036年あたりにロシアか東欧。北欧にも近いサンクトペテルブルク(旧レニングラード)が出てくれば強そうだ。
2040年は待ちに待ったアフリカ初開催。アパルトヘイト廃止50周年を控える南アフリカが最有力。近代五輪150年。五大陸の象徴たる五つの輪が、ようやくここに完成する。

そして2044年。東京五輪から80年にして、遂に日本にチャンス到来。ただし会場は広島がベスト。そう、原爆投下100年の平和を願う五輪である。もちろん何らかの形で長崎も加え、世界に向けたメッセージとする。これなら世界も認めるだろう。
ただしこの年はヨーロッパも有力。同じく終戦100年の節目を迎えるベルリンが手強い。
だがココで欧州となれば、その次の2048年は確実にアジア枠。チャンスはさらに膨らんでくる。
ともかく終戦100年は狙い目だ。

さて、ずいぶん大胆な予想を立ててしまったが、世界情勢の安定なくしてこの予想は成り立たない。
一度でも戦争が起きてしまえば、こんな予想など爆薬とともに吹っ飛んでしまうだろう。
すなわちこの予想は平和への願い。
五つの輪が世界を巡り続ける平和な世の中でありますようにと、心を込めた願いなのだ。

本音を言えば2度目の東京五輪などに興味はない。
それより中近東での五輪が見たい。
貧しい国での五輪も見たい。
私が生きているうちに真の平和が訪れて、そんな五輪が出来ればいい。
心の底では、そう、願っている。


[2007/9/16追記]
2016年五輪開催地の立候補が締め切られた。手を挙げたのはシカゴ、リオデジャネイロ、マドリード、プラハ、バクー、ドーハ、東京の7都市とのこと。
今回は「復興」ニューヨークに譲り2032年を狙うと踏んでいたシカゴが北米代表で出てきたのはちと意外。でもアメリカ三大都市の一角だしスポーツも盛ん。そして「コカ・コーラさんのためにアトランタでやったんだから、次はウチのカオ立ててシカゴでやってよ」と迫る“パートナー”マクドナルドの圧力に屈しシカゴに決定。
リオデジャネイロはやはり2020年狙い。今回は経験値&知名度アップが本音であろう。2回続けて“パートナー”の意向に屈したと陰口を叩かれたくないIOC。次は「南米初開催」の大義名分に飛びつくはず。ライバル都市サンパウロさえ出なければ、2020年はリオで決まり!
まだ先だと思っていた中近東からドーハが出てきたことには驚いた。途上国だと勘違いしているのは日本人ぐらい。欧米では評価が高い近代都市ゆえ侮れない。東京五輪と同じように夏場を避ければ暑さもクリア出来る。ただし人口の少なさは大きなハンデ。
バルセロナへの対抗意識から立候補しているとしか思えないマドリードは、バルセロナ五輪の記憶が鮮明なうちは到底無理。
プラハは「東欧初」を謳えるが、欧州枠にされたら2024年までは難しい。東欧勢は冬季を狙った方が早そうだ。
アゼルバイジャンのバクーは開催能力云々以前に、2014年の冬季がご近所のソチ(ロシア)に決まった時点で既にアウト。国民ウケ狙いとしか思えない。
なお東京については先に書いた通りでゴザイマス。


[2009/10/12追記]
遂に開催地決定!リオデジャネイロが4年早く実現!そして広島・長崎が早くも始動!
ちょいとだけ続きを書いたので
コチラへどうぞ!


〔※1〕ロンドンでは戦前の1908年にも夏季五輪が開催されているが、植民地時代とはいえ参加僅か22ヶ国。期間も半年にわたる断続的なもので、戦後の五輪とは別物とみなすべきだろう。

【参考資料】
『ウィキペディア(Wikipedia)日本語版』「近代オリンピック」他)[2006.08.31掲載版]
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